寒い水曜の夕暮れは冷酒を

ねえみんな、「ピエロ」のことを考えてみないかい?さほど難しく考える疑問は無い気がするんだ、「手作りカレー」のことって。

ねえみんな、「ピエロ」のことを考えてみないかい?さほど難しく考える疑問は無い気がするんだ、「手作りカレー」のことって。

どんよりした仏滅の夕方に座ったままで

喫煙は脳に一利もない。
と言う事実はあるものの、理解していても購入してしまうものらしい。
正社員として働いていた時代、仕事の関係で紹介された建設会社の社長であるおじさん。
「私が元気なのは、煙とビールの力です」とハキハキと言い切っていた。
こんなに堂々と言われると、無理な禁煙は無しでもいいのかもしれないと思う。

前のめりで泳ぐ兄弟と冷たい肉まん
「今晩はカレーよ。」
少年は母親が言ったその言葉を聞いた途端、無意識に顔をほころばせた。
少年は小学校から帰宅して、居間でテレビを見ているところだった。
今日は西日が暑い。
窓辺では風鈴が思い出したようにチリリンと音を立てていた。
アニメチャンネルでは、昔のなつかしアニメを放映していた。
今日の放送は「一休さん」だった。
一休さんみたいに頭のいい坊主がいたら、学校のテストなんて満点だろうな、と少年は少し嫉妬を感じていた。
でも、お鍋からカレーのいい匂いが居間まで漂ってきた時、少年は一休さんのことは考えてはいなかった。

そよ風の吹く休日の朝は歩いてみる

とある夏の日の朝。
少年は空き地で、アリの行列が虫の死体を運ぶところを観察していた。
アリ達はせっせと働いているのだが、虫の死体一つでこんなにいっぱいの蟻がいたって、意味が無いんじゃないのかと、少年は疑問を抱いた。
少年は、アリ達が運んでいる虫の死骸を指ではじいたらどうなるだろう、という欲求にかられた。
でも、今日はだまって観察し続けることに決めた。
とても暑い日なので、少年の汗が頬を伝い、ポタポタと地面に落ちた。

のめり込んで自転車をこぐ兄弟と月夜
怖い物はたくさんあるけれど、海が怖くて仕方ない。
しかも、タヒチやオーストラリアなどの水色の海ではない。
もっと上を行くのが、日本海などの暗い海だ。
ついつい、どこを見ても海、という状況を想像してしまう。
気分だけ味わってみたかったら、open water というシネマがオススメ。
ダイビングで海に取り残された夫婦の、会話のみで展開していく。
どう考えても、私には恐怖のストーリーだ。
本当にあり得る事なので、ドキドキ感は大変伝わると思う。

泣きながら大声を出すあの子と失くしたストラップ

お盆でも実家から外れて住んでいるとほとんど認識することがないが、少なくとも、お供え物くらいはと思い生まれた家へ買って送った。
里に暮らしていたら、香を持ち祖先の受け入れにおもむいて、お盆の終わりにお見送りに行くのだが、別れて住んでいるので、そのように行動することもない。
周りの方は、香を握りしめて墓所に出向いている。
そんな場景が目撃する。
いつもより墓所の前にはいっぱいの乗用車がとまっていて、お参りの人も大変多く視野にはいってくる。

余裕で熱弁する母さんと草原
明日香は、短大に入って一番に仲良くなった親友だ。
明日香ちゃんのプラスポイントは、たいていの事は見逃すし、小さなことは、気にもしていないところ。
私から友達になってと話かけたそうだが、記憶にないけど、そうだと思う。
遊びに行くと、悩みなんかも小さくなるので、凄く心が軽くなる。
シャープで華奢なのに、夜、おなかがすいてファミレスでステーキを注文しに車を走らせたりするという。

どんよりした週末の朝はお酒を

少し前まで、正社員として多くの仲間に囲まれて属していた。
だけど、3年が経過すると、人と共に仕事をするのが向いていないと痛感した。
働く時間が長く、チームで進めていくので、どうしても噂話が多数。
それを好きになれば世渡り上手になれるのかもしれない。
どう考えても、放っておけば?としか思えないのだ。
厄介なことに、ペースが遅い人に合わせるという我慢ができない、早い人についていけない。
まともな人は、努力不足!と感じるだろうが、家族には運命なのだと言われた。

そよ風の吹く仏滅の明け方にお酒を
江國香織の小説に出てくるヒロインは、陰と陽を持っていると思う。
旦那意外との恋愛を責めない。
恋の一種ではあるが、本当に大切に思っているのは旦那様だけのたった一人。
そんな女の人たちがよく登場するような気がしませんか。
不貞行為を陰だとしてみると、旦那さまは陽。
ふとした瞬間にスイッチが入ったように陰が登場する。
結婚以外での恋愛に関する善悪は無視して、その女性を見つめる。
私の中に新たな恋愛に対する考え方や見解が登場することもたまにある。

悲しそうに口笛を吹く友達とよく冷えたビール

[確実にこうで当たり前だ!」など、自分の価値観のみで人を見極めるのは悪ではない。
けれど、世の中には、個性と言われるものが個人の周囲に浮いている。
それを考えれば自信を持つのは必要だけど、強く反論するのはどうかな?と考える。
これも私の考えでしかないけれど。
暮らしにくい世の中になるかもしれない。

風の強い木曜の深夜に目を閉じて
自分の子供とのコミュニケーションをすると、娘はすごく慕ってくれる。
生後、1年までは、仕事が大変忙しく、会うことが珍しかったため、珍しく顔をあわせても近寄ってくれなかった。
父だけどと悲しい心もちだったが、会社の業務がせわしないからと投げ出さずに、何かにつけ、休みの日に散歩に連れていくらようにした、抱っこしても、お風呂でも笑ってくれるようになった。
近頃、仕事で車に行く時、自分が行くことが悲しくて泣いてくれるのが顔がほころぶ。


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